防振・衝撃対策


---  輸送中の振動とは  ---

 

トラック輸送、鉄道輸送、船舶輸送、航空輸送中に起きる高周波の振動

輸送中の高周波とは何Hz以上という定義はないが、一般的に20Hz1Hz1秒間に1回の振動が起こることをいう)以上とし、

この高周波はトラックのエアサス車では取り除くことができない。高周波が製品に及ぼす主な箇所は、基盤の半田割れ、プラグ接触不良、

配管の接合部分の亀裂、ボルトナットの緩みなど多数に悪影響を与えている。

【Youtube動画公開中!】

防振設計されたZERO Gシリーズの紹介動画です。

まずは一度ご覧ください。



---  輸送中の振動と衝撃のシーン  ---

 

 

 

■製品は右のスライドの様に様々な輸送シーンで振動や衝撃を受ける

 

・トラック輸送中における道路陥没や段差。

・製品を積み込む時の荷役中衝撃。

・鉄道輸送中の連結線路の切り替え部や接合部。

・航空輸送中の着陸時・積み込み。

・コンテナヤードでのフォークリフト荷役。

・梱包工場での荷役。



---   輸送中の振動や衝撃での破損事例   ---

 

 

 

■製品は左のスライドの様に振動や衝撃を受け不具合を起こす

 

・精密部の破損。

・配管の亀裂。

・製品細部の亀裂。

・印刷の剥がれ。

・コネクターの外れ。

・青果のダメージ

・ケーキの崩れ。



---   トラック荷台の振動  ---

 

 

 

 

■ エアサス車でも制御できない振動

 

約1tあるエンジンが絶えず振動しフレームに伝わることで荷台に影響を受ける。シャーシサスペンションでは路面から伝わる振動や衝撃は制御できるが、エンジンから荷台へ伝わってくる高周波の振動は制御できない。



■樹脂パレット製 ZERO-G Paetteの特長

 

・トラックエアサス車より優れた防振環境を実現。

・防振材には防振性、耐久性に優れたエーテル系発泡ポリウレタンを使用。

・耐久性に優れている。

・様々な製品サイズに合わせた特注サイズ生産が可能。

・製品重量に合わせて適切な緩衝材を選び防振効果を常に良好に保つ。

 

■木製ZERO-G Paetteの特長

 

・トラックエアサス車より優れた防振環境を実現。

・防振材には防振性、耐久性に優れたエーテル系発泡ポリウレタンを使用。

・製品重量に合わせて適切な緩衝材を選び防振効果を常に良好に保つ。

・様々な製品サイズに合わせた特注サイズ生産が可能。

・価格が安いのでワンウェイに適している。


■樹脂パレット製 ZERO-G Sticksの特長

 

・トラックエアサス車より優れた防振環境を実現。

・防振材には防振性、耐久性に優れたエーテル系発泡ポリウレタンを使用。

・耐久性に優れている。

・様々な製品サイズに合わせた特注サイズ生産が可能。

・製品重量に合わせて適切な緩衝材を選び防振効果を常に良好に保つ。

・Slide Lockに取り付けることによって防振パレットに早変わり。


 

 

 

 

■ツインコーン製 ZERO-G Boxの特長

・樹脂パレット+ツインコーンでBoxの軽量化を図る。

・耐久性の優れたツインコーンをスリーブ、キャップに使用

スリーブ、キャップを簡単に装着、収納

輸送積載効率、段積み保管スペース減少

 


スリーブを折り畳む。

②スリーブをパレットの上に置く。

③キャップで蓋をして体積を小さく!段積も可能。


 

■エーテル系発泡ポリウレタン防振材の特長

 

・連続振動の減衰&衝撃吸収に対応。

・低周波の振動から衰减ができる。

・クリープ(経時的形状変化)が小さい。

・負荷や振動の性質に対応した20種以上の素材。

・30年以上の実績と信頼性。

・耐久性に優れ、長寿命。


---  エアサス車と防振パレットの比較  ---

 

 

 

 ■防振パレットの性能検証

 

・エアサス車の荷台に防振パレットをのせて実車走行試験を行う。

・エアサス車での高速走行時の21Hzの高周波の振動が十分に低減できた。

・エアサス車両以上に振動及び衝撃を抑える事ができた。

 ・以下実車走行試験をご参照ください。

 

 

 

・エアサス大型車の荷台

時速 90km/h 80km/h   70km/h
エンジン回転数 1410  1280  1110
周波数 24Hz 21Hz 18Hz

減衰率約91.4%(1/10以下)

・防振パレットを使用した場合

 周波数  2.4Hz 2.1Hz 1.8Hz

---  実車走行試験  ---

防振パレットの防振効果を確認するためダミーウエイトを載せた防振パレット1台(防振パッド式)をトラックに載せて走行し、

防振パレットの下側(下パレット)と上側(上パレット)の振動加速度データを取得した。

■試験体

・パレット:1100×1100㎜(スチール製) 

・防振パッド式防振パレット(GSM100 t50mmパッド)

・ウエイト:300kg

 

■搬送

・輸送トラック:エアサス車

・輸送距離:226km

 

測定

・内容:トラック走行中の下パレットと上パレットの加速度を測定。

・測定器:3軸加速度ロガー ×2台(周波数分析ができる)。

・ロガー設置位置:上部の防振板と下部のパレット本体に1ずつ設置。

・測定範囲:±6G

・感度:200mV/G

 

■解析パラメータ

・窓関数:ハニング

・ライン数:2048

・平均化:加算平均

・サンプリング:1000Hz


 

 

 

 

■高速走行時の振動周波数分析結果

 

・青色のグラフが防振板の上の振動データ。

・緑色のグラフが防振されてないパレット上の振動データ。



---  防振パレットによるワーク輸送試験  ---

 

  

■防振パレット持ち上げ衝撃試験

 

【衝撃G値】

緩衝材無し→13.5G

エーテル系発泡ポリウレタン使用→3.0G



 

  

■防振パレット落下衝撃試験

 

【衝撃G値】

緩衝材無し→10.1G

エーテル系発泡ポリウレタン使用→0.8G

 

 



 

■防振パレット角衝撃試験

 

【衝撃G値】

緩衝材無し→15.4G

エーテル系発泡ポリウレタン使用→2.9G

 

 

 

 



 

  

■防振パレット片支持落下試験

 

【衝撃G値】

緩衝材無し→18.4G

 エーテル系発泡ポリウレタン使用→2.1G

 

 

 



 

 

  

■防振パレットハンドリフト走行試験

 

【衝撃G値】

緩衝材無し→11.4G

エーテル系発泡ポリウレタン→0.8G

 

 



 

 

 

 ■防振パレットフォークリフト走行試験

 

【衝撃G値】

緩衝材無し→5.4G

 エーテル系発泡ポリウレタン使用→0.8G

 

 



 

 ■上記振動、衝撃試験結果データ表

 

 

 

 

 

 




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ZERO G-box 

 特許出願番号:出願2020-080730